【森からの便り】2012年 冬・春

吉田本家の経営理念として、森林の環境面の配慮だけでなく、森林の文化性、地元や人々とのつながりを大事にしています。平成4年より山小屋「語らいの里・噺野」を運営し都市の方々と山村の交流の場、体験学習の拠点として活用しています。
平成23年より株式会社ひのき家を設立し、薪ストーブの展示販売施工を行うGranville滝原ショールームを運営して、林業の造材の際に発生する端材などを薪として有効に使うことのできる社会を目指し取り組んでいます。またひのき家ではヒノキを用いた楽器(ギター、カホンなど)を地域の職人さんと共に制作販売し、薪や家具・楽器などを通して木を使う文化の普及を目指しています。
吉田本家山林部及び株式会社ひのき家の代表者である吉田正木は、LEAF(Learaning about Forests)プログラムのナショナルインストラクターとして森林林業の体験学習の指導を各地で行っています。今回の「森からの便り」では上記にちなんだ写真をご紹介したいと思います。

 志木の森

伐採作業体験
慶應義塾志木高等学校の「慶應志木の森ツアー」より雑木林の伐採作業体験。 ノコギリで受け口を作ってから追い口を伐っていきます。


本日の成果
みんなで伐った量を数えています。伐った木は翌年の活動の際の暖房用薪になります。


木工
木工で携帯ストラップを制作中です。


鹿肉ジンギスカン
鹿肉ジンギスカンの準備です。自家製木炭で焼いて食べます。


 ハンプトンH300

ハンプトン
これまで薪には不向きと言われたスギ、ヒノキといった針葉樹も安心して焚けるカナダ製薪ストーブ。美しい炎が楽しめます。


 ヒノキオイル

葉っぱ集め
ヒノキオイルを作る為、ヒノキの葉っぱを集めています。



谷川の水
蒸留に使う谷川の水はとてもきれいな水です。

蒸留装置
右の写真はヒノキオイルを作るポルトガル製の蒸留装置です。速水林業さんの装置と 場所をお借りしましたが、葉っぱ・水・薪は私どもの山林のものを使って蒸留しました。

ヒノキオイル
本日の成果は左側。ちょっと色が濁ってしまいました。温度なのか、ヒノキの品種なのか葉っぱの選び方なのか。香りも微妙に違いましたが、ヒノキのさわやかな香りです。半日焚いても少ししかとれません。



 なんじゃもんじゃ

瀧原宮御祭
語らいの里・噺野のなんじゃもんじゃ(ヒトツバタゴ)の花です。


 ヤギ

ヒノキオイル
牧場からヤギを分けて頂きました。薪ストーブショールーム ひのき家 Granville滝原で草刈(草食べ)中。



 森の模様

つらら
山の調査中、大きな氷柱を見つけました。


iphone
iphoneで山の所在地を航空写真と重ねると便利です。4月よりスタートした森林経営計画制度に合わせ、経営計画の作成支援プログラムと林家向けGISの開発に取り組んでおります。



150年生の森林とヒダ
5月に入り150年生森林の下層植生であるウラジロシダの新芽が伸びてきれいです。

白い花
この季節はウツギの類が白い花をつけてきれいですが、この白い花はスギノアカネトラカミキリの主食になります。スギノアカネトラカミキリは枯れ枝から侵入し、卵を産んで再び枝から出ていきます。その食跡のある木材は強度や耐空性など問題ないのに大変安くなってしまい困っています。

シダ
右の写真はウラジロシダです。緑の部分が今年伸びた部分で去年までのところは茶色く変色し枯れています。作業や調査をする際、このシダの中を泳ぐように歩きますが、枯れたシダの粉を吸い込むと大変です。



 ヒノキギター

瀧原宮御祭
ヒノキやケヤキを使ったギターができました。とてもいい音です。 楽器には木が無くてはなりませんが、貴重な種類の木材も多く使われ、世界的な森林荒廃の一因となっていることもあります。持続的に生産しているヒノキが上手に使われると良いですね。


シダ
ヒノキギターとヒノキカホン、ヒノキスリットドラムのセッションです。カホンはペルーの民族楽器ですがヒノキでつくるととても良いようです。毎月カホン教室も開催しています。




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