【森からの便り】2011年 夏・秋

 富士宮市白糸財産区

白糸の名は、明治22年地域の近隣5村の合併により名瀑白糸滝の名を得て白糸村となりました。 昭和33年4月1日、富士宮市との市町村合併に伴い同7月1日に特別地方公共団体として白糸財産区は設立されました。
富士宮市白糸財産区
林道
間伐終了後5年以上経過した林地には下層植生の種類も多くなり野生鳥獣の数も多く見受けられます。 林地の表土の流出も見られなくなりました。 上層木はスギ・ヒノキが40年生の時に平均伐採率50%以上伐採を行い、 下層木の植栽は、2,700本/haを行い、樹種はヒノキを植栽いたしました。保育管理につきましては、 財産区議員の奉仕作業で実施しております。
遊歩道
田貫湖畔には、1周約4kmの遊歩道があり、毎日多くの人が訪れウオーキングを楽しんでおります。 その中で財産区所有地内は大部分が木製遊歩道が完備されております。

 ダイアモンド富士

田貫湖と富士山
財産区有林内にある「休暇村ふじ」より見られる田貫湖畔から富士山を望むことができます。 また、4月20日前後と8月20日前後の早朝の年2回だけ見ることができるダイヤモンド富士に多くの人が訪れます。
ダイヤモンド富士

 間伐作業

間伐作業
森林組合のベテラン職員が1人で時間をかけて林地内の状況を把握しながら丁寧に選木を行います。 その後伐採等の職員が入山し、作業を進めてまいります。
伐採
受け口を切り、反対方向より伐採をします。 受け口の深さは、伐根直径の1/4以上とします。また受け口の下伐りは水平に切り込みます。受け口の斜め伐りは、30°~45°の角度とします。
枝打ち機
植栽後、20年前後で木の生長量によって枝打ち作業を実施しております。 枝打ちは、無節の良質材の生産を主目的として、枯れ枝やある一定の高さまでの生き枝を付け根付近から除去する作業です。 近年では、熟練の枝打ちが出来る作業員の数も少なく、木材に腐り等が入り、商品価値を著しく下げてしまうために、枝打ち機を使用しています。 枝打ち機を使用した作業は効率もよく、作業中のケガも少なく、経費の負担も軽量されております。

スーパーロングリーチマン
林野庁より依頼を受けて開発をした林業高性能機械「スーパーロングリーチマン」1号機による集材の実証実験が財産区の間伐事業で行われました。 また機械の特徴はアームが水平距離で20mあり、業界最長です。 集材、掛り木に威力を発揮しておりました。
間伐作業完了
間伐作業が完了し、今後下層植生の繁殖を期待して作業を終了しました。 適正な林分密度に管理を徹底して行い、野生鳥獣が住みやすく、また他の森林所有者の見本となれるよう森林経営を目指してまいります。

 白糸財産区の森林資源と施設

神代杉
約860年前に富士山の噴火により埋没したといわれている樹齢606年のスギの大木が治山工事の際に、 財産区有林内で完全な形で発掘されました。 このように、完全な形で残っているものは全国でも珍しいため、この「神代杉」を後世に残そうと、 発掘場所のヒノキを使った展示館を建設し展示しています。
水源かん養モデル林
水源かん養モデル林
昭和53年度に静岡県より水源かん養モデル林の指定を受けた123.00haの森林。
治山ダム
治山ダム
間伐材を利用した治山ダムです。 完成後は草木も繁殖し表土の流失も押さえられ林地の土壌も安定していることが見受けられます。
休暇村ふじ
「休暇村ふじ」
白糸財産区有林内に富士宮市が平成10年度に誘致した「休暇村ふじ」。全国一の稼働率で、 絶えず多数のお客様で賑わいを見せております。財産区有林内の作業道等を利用した、森林浴が好評であります。




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