小田急 群馬の杜
~赤城・北軽井沢・神津の杜~

森林の概要

森林所在地:
群馬県前橋市富士見町赤城山出水平他
群馬県吾妻郡長野原町大字北軽井沢字ホーロク平他
群馬県甘楽郡下仁田町大字南野牧字南物見他
森林所有者:
小田急電鉄株式会社
認定対象面積:
355.50ha

森林の概要

概要

同社が所有する群馬県の山林は群馬県前橋市富士見町赤城山など三か所に所在する。それぞれ自動車道路でのアクセス条件の良いとこであり、風光明媚な観光地に隣接する位置にある。従って自然環境を生かした観光地の中に位置する森林として価値の高い立地にある。広葉樹林が過半を占め、齢級では11齢級(51年生)以上の森林が全体面積の凡そ80%以上を占め、壮齢から老齢の森林が多くなっている。 なお、赤城山林の面積の多くを占めるアカマツ林はマツクイムシの被害により、森林簿データの示す面積構成より少ないとみられる。それらの多くは広葉樹林化している。また一部ではコナラやヒノキが植林されている。
(1)赤城山林
赤城山林は関越自動車道路の赤城ICからほど近い県道赤城線「通称;からっかぜ街道」に面した赤城山の南西山麓に位置する。標高およそ490m-870mに位置し、周辺にはゴルフ場や観光農園、別荘地なども立地する。従来はこの地域一帯が広域的に植林されたアカマツ主体の林分であったが、標高600m程度まではマツクイムシの被害により、アカマツ林から広葉樹林へと森林が変化してきている。
(2)北軽井沢山林
北軽井沢山林は長野原町北軽井沢の集落の南に隣接する位置にあり、標高およそ1,100mから 1,250mで通年を通し内陸高原の冷涼な気候状態にある。周囲にはゴルフ場(軽井沢高原ゴルフ倶楽部)、所有山林に沿って流れる熊川には浅間大滝などがあり、四季を通じ、多くの観光客が訪れる地域に立地している。
(3)神津山林
神津山林は下仁田町の西端で長野県県境に近い標高およそ700mから1,150mの位置にあり、日本最初の洋式牧場として開かれた神津牧場に隣接した位置にある。牧場を訪れる観光客の他、自然散策、ドライブに訪れる行楽客も多い。

CO2吸収量クレジットの算定量

 
 1,320t-CO2(初年度 算定)

概要説明

小田急電鉄がフォレストック認定を受けようとする群馬県の山林において、森林吸収量算定対象とする森林は、フォレストック認定対象の森林の中で適用可能な収穫予想表があるスギ人工林、ヒノキ人工林、アカマツ林、カラマツ林、その他広葉樹林、クヌギ林、コナラ林を対象とした。合計355.25haを対象面積とする。フォレストック認定対象森林面積の内、未立木地の神津山林の0.25haは吸収源の対象とはしない。
なお、赤城山林の中で、アカマツ林とされているもののうち概ね標高600m以下の林地についてはマツクイムシ被害により、ほぼ広葉樹林化している。そのため、それらの森林吸収量がアカマツ林より保守的となる「その他広葉樹林」として、面積77.06haをアカマツからその他広葉樹林として取り扱った。

生物多様性の評価

概要説明

赤城山林では修景を意識し、観光道路となっている「からっかぜ街道」沿いにコナラの植林を行っており、ヒノキの植林を行うなど更新にも努めている。北軽井沢山林は広葉樹林が87%程度で卓越し、多種多様な植物種が出現する。神津山林も天然広葉樹林が85%程度を占め、多様な動植物種の生息・生育を可能としている。
3か所の山林ともに水源となる森林に位置しており、谷部や沢沿いに広葉樹が分布している。人工林は間伐が行き届いており、下層植生が豊富である。
3つの森林ともに広葉樹林が広く分布し、森林性ともいえる鳥類の数は多いとみられる。赤城山林では調査中も希少猛禽類の複数種の飛翔が見られた。また、北軽井沢山林は川沿いに位置し渓流に生息するカワガラスやカワセミも生息する。神津山林は隣接して神津牧場があり、草地のオープンスペースと周囲の広葉樹林、スギやカラマツの人工林が多様な環境を生み出しており、キビタキやクロツグミ、アカゲラなど多数の小鳥を確認できた。

写真・地図

写真


  • 下仁田町にある 小田急神津山林の俯瞰 神津牧場の周囲に広がる広大な森林

  • 群馬県 赤城第一森林の広葉樹林はヤマザクラの名所となっている”

  • 初秋の北軽井沢山林のカラマツ林にツルウメモドキの実がなっていた

  • 下層植生の発達した神津山林のスギ林

  • 北軽7のカラマツ林に咲くフシグロセンノウ

  • 北軽井沢山林のカラマツ林 間伐が定期的に実行されている

  • 神津牧場に設置されている鳥類看板

  • 北軽井沢山林 91-1小班のトチノキ巨木

  • 神津山林に接する神津牧場

森林位置図

認定期間

 2013.03.25 ~ 2018.3.24

認定取得者の公開情報

小田急電鉄株式会社ホームページ

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