【森からの便り】2013年 夏・秋

ウッドスタート事業を始めました!
西粟倉では、今年から新生児に村産材木材で作った木のおもちゃをプレゼントしています(ウッドスタート事業)。今年は、事業開始初年度ということもあり、東京おもちゃ美術館から移動型おもちゃ美術館「木育キャラバン」を招き、いろんな木のおもちゃで遊んでもらう「森のおもちゃフェスティバル」を実施しました。さらに、木材流通の川上(生産者)と川下(消費者)をつなぐ「木育円卓会議」の開催によって、本村における木育のあり方を議論し、村長による今後の木育や木づかいの指針となる「ウッドスタート宣言」を行いました。こういった事業を通じて、地域住民が木材を使う「意義」について考える機会が増え、地域の森林整備が進み、地域に林業や木材加工業の雇用が生まれ、過疎化の問題が少しでも改善すればよいと考えています。西粟倉では、これから新生児から高齢者まで「生涯木育」を実践していく計画です。

 森のおもちゃフェスティバル

森のおもちゃフェスティバル
岡山県初上陸の東京おもちゃ美術館から木のおもちゃが森の学校の体育館や廊下いっぱいやってきました。当日は2日間で1200人の方が来場され、普段触れる機会の少ない木のおもちゃで力いっぱい遊んで頂けました!


 木育円卓会議

木育円卓会議
全国11回目となる木育円卓会議を開催しました。林野庁や岡山県、岐阜県森林文化アカデミー、村内の林業、木工関係者、教育関係者、保健福祉関係者等、異業種が集まり、今後、より一層の村産材活用や教育分野等での木育の推進など、様々な取り組みに繋げていく様、西粟倉村の木育及び木づかいに対する協議を行いました。


 ウッドスタート

ウッドスタート
東京おもちゃ美術館が推進している子どもたちに木の大切さとぬくもりを伝える活動「木育」に賛同し、西粟倉村の今後の木育推進の指針となる全国7自治体目のウッドスタート宣言を行いました。


ウッドスタート2
「村で生まれた子供の最初のおもちゃはAll Made in 西粟倉の木のおもちゃ!」村産材で村内木工事業者が作った木のおもちゃを誕生記念品として、新生児にプレゼントします。


 ころんさんとくるんさん

ころんさんとくるんさん
誕生記念品「ころんさんとくるんさん」。村産材で村内木工事業者が作った木のおもちゃ。デザインの募集を行い、集まったデザインから選ばれたおもちゃです!






木質バイオマスエネルギーの利活用
西粟倉村では、積極的に間伐を実施していますが、用材としての用途が限られているため、未利用で林地に残っている間伐材も数多くあります。そういった林地残材を有効活用するために、岡山大学と(株)野村総合研究所と共同して、林野庁からの委託事業「木質バイオマスエネルギーを活用したモデル地域づくり推進事業」に取り組んでいます。
委託事業の調査では、低コストに多くの間伐材を集材するためには、どのような工夫が必要か近隣の林業事業体の施業システムとの比較を実施しました。また、作業道開設と伐倒、集材作業を同時に実施できるフェラバーンチャーザウルスロボという高性能林業機械を導入し、施業効率のアップを図りました。 さらに、委託事業の一環として、木質バイオマスに知見の深い各分野の専門家の先生方に集まっていただき、日本の中山間地のモデル的な木質バイオマス利用と地域づくりをテーマに、岡山大学でシンポジウムを実施しました。

 近隣の林業事業体との作業システムの比較

作業システムの比較
団地化と搬出間伐を積極的に進めている鳥取県の森林組合の施業システムと西粟倉で行われている森林整備の比較を実施しました。


 フェラバンチャーザウルスロボの導入

フェラバンチャーザウルスロボの導入
新しい高性能林業機械を使い、施業の低コスト化を図ります。


フェラバンチャーザウルスロボの導入2
土を掘る、木を伐る、木をつかむという様々な作業を1台の機械でこなせます。写真は、木を伐り、そのままつかみ移動させ、集材しているところです。



 林地残材の収集

林地残材の収集
50cmほどの端尺の林地残材を集材しています。未利用で山の中に眠っている資源は相当量存在しています。


 木質バイオマスシンポジウムの開催

木質バイオマスシンポジウム
岡山大学と共催で、木質バイオマスに関するシンポジウムを開催しました。林野庁林政部長末松氏をはじめ、5人の先生方から講演をいただきました。


木質バイオマスシンポジウム2
これからの利用を考えていく上で貴重な意見を聞くことができました。講演のほかパネルディスカッションも行いました







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