【森からの便り】2013年 春

森と人とのつながり
緑生い茂る季節では、特に周りの風景と人との営みが調和しているように映ります。そんな西粟倉村では、さまざまなイベントが目白押し。こうした交流の場こそ、森林の恵みを実感できる絶好のチャンスです。
本村では、これからも末永く西粟倉の豊かな自然の恵みをより多くの人たちと共有できるよう、地域と森林の本来あるべき姿について考えていきます。

 春のあわくら温泉まつり

春のあわくら温泉まつり
本村の春の一大イベント「春のあわくら温泉まつり」。見事な五月晴れのなか、村内外から大勢のお客様が集まってくださいました。ステージイベント、おいしいものが揃う露店、温泉無料券の配布など、嬉しい企画がいっぱいです。


森の学校コーナー
温泉まつりには、本村の間伐材を積極的に活用し、商品開発、販売を行っている企業のコーナーもあり、森の村であることをPRしています。木の香りが気持ち良く、手触りの優しい製品ばかりです。


 西粟倉小学校「森の元気学習」

西粟倉小学校「森の元気学習」
西小3年生を対象に、地域の森林について体験学習を行いました。彼らは早くも人工林と天然林、スギとヒノキの区別ができます。


西粟倉小学校「森の元気学習」2
手入れがされた人工林のスギ。まっすぐの木に登るのは至難の業です。五感を使ってスギの存在感を体感しました。


 ヒルクライムin若杉

ヒルクライムin若杉
一昨年度から始まった本村でのヒルクライムレース。今年、初めて若杉天然林をゴールとした初夏のコースを設定しました。全国からたくさんの方々が来られ、さわやかな汗を流されていたのが印象的でした。

 ナラ枯れ予防

ナラ枯れ予防
西粟倉村の貴重な森林「若杉天然林」。ここには、たくさんのブナはもちろん、ミズナラの大木も多くあります。ミズナラは、近年、カシノナガキクイムシによる枯死が全国的に問題になっているため、本村では事前に薬剤を注入し、ミズナラを守る取り組みをしています。


 ギンリョウソウ

ギンリョウソウ
豊かな生態系を持つ若杉天然林で、こんな珍しい植物も顔を出していました。葉緑体を持たずに生育することができる、わすか3㎝ほどの不思議な植物です。


 FSC認証モニタリング

経過観察
西粟倉村では、FSC認証を取得しているため、年に2回、全村の32箇所で定点観測を続けています。この写真は、その1つの人工林です。一昨年度施業を実施した人工林が、その後どのように変化していくかを観察しています。



植生モニタリング
これもFSC認証におけるモニタリングの1つです。広葉樹林の中にあえて柵を設置し、林床の変化を観察しています。前年の秋に設置したものですが、シカの進入がなかったためか、柵外よりも笹が繁茂していることが認められました。


 鹿の食害調査

鹿の食害調査
シカに樹皮を食べられてしまったスギやヒノキの材質がどのように変化(腐れ、しみなど)するか、岡山県と村が共同で調査をしています。本村でのシカ食害の問題は深刻で、不用意に植栽することができない状況にあります。どのように持続的な林業をしていくかが今度の大きな課題です。







西粟倉村山林ページに戻る