【森からの便り】2012年 冬・春

 モザイク構造の山林

モザイク構造の山林
右の写真は、林道「須留ヶ峰線」予定地内の当社山林風景です。 画面左側のスギ林内には広葉樹が点在しており、モザイク構造を形成しています。 この辺りでは貴重な動植物の存在が確認されているため、自然環境の保全とともに生物の多様性を守るための豊かな山林づくりを目標に活動しています。



 山神祭風景

山神祭風景
毎年、一年の初めに山神祭を行い、新しい一年の安全を祈願します。

 冬季作業風景

プロセッサ(CT-500)
当社は、2008年から高性能林業機械を導入し、合理的な施業を目標に日々作業を行っています。 右の写真のプロセッサには伐倒、集材などの作業工程を工夫して、できるだけ造材作業だけを行わせるようにしています。

丸太積込み風景
伐倒後現場から出てきた丸太は一旦土場に集められ、出荷先別に選別して大型のトラックやトレーラーに積込みます。丸太は小班別に色分けされており、場所ごとに出材量を管理しています。


危険予知活動
現場の作業は、危険と隣り合わせです。毎朝全員で作業に潜む危険を見つけて対策を話し合う「危険予知活動」を行っています。 林業の現場では労働災害が多いため、安全対策やリスクアセスメントを日々念頭に置いておくことは極めて重要です。


 自社林から生産された野地板

自社山林から生産された野地板
当社の山林はFSC-FM/CoC(山林所有・流通)認証を取得しています。またグループ会社である株式会社日林マテリアルも同CoC認証を取得しているため、日林グループ単体で森林の管理・施業から流通に至るまで包括的なFSC認証製品の取り扱いが可能となっています。

 環境負荷低減への取り組み

林業機器の環境負荷低減
当社では、伐倒時に使用するチェーンソーにはすべて植物油のチェーンオイルを使用しており、本年3月から導入した重機2台にも生分解性(水中や土壌の微生物によって分解が可能なもの)の作動油を使用しています。
また、現場で油類が流出することがあった場合、オイル吸着マットを積極的に使用し、環境への負荷が少ない施業を心がけています。

 キズがついた樹木への対応

緑の雇用担い手対策事業
当社では列状間伐を中心に搬出作業を行っているため、残存木にキズをつけることは少なくなってきていますが、
キズがついた場合は癒合塗布剤(植物の傷口を保護する薬剤)を塗るなどし、可能な限り有益な木が育つよう対応を行っています。

 山林を通じた社会とのかかわり

樹木癒合剤塗布状況
現在当社では、林野庁が進めている『緑の雇用担い手対策事業』を活用し、2名の若手の育成に取り組んでいます。まだ勉強中の部分もありますが、将来当社の中心人材となってくれると期待しています。

山林見学
近年高性能林業機械を用いた搬出システムに取り組むことで、年に数回当社の山林や作業現場を見学したいという問い合わせが寄せられるようになりました。
左の写真は大学生の皆さんによる山林見学会の様子です。基本的に見学などの依頼は積極的に受け入れています。このように、雇用の創出や教育といった側面からも社会とのかかわりを持っているといえます。



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