一般社団法人フォレストック協会

認定森林

金剛山千早赤阪村道田山林

絶滅危惧種クマタカを育む金剛山で文化材用材を育成する森作りの山

森林の概要

森林所在地
大阪府南河内郡千早赤阪村
森林所有者
道田憲逸氏
認定対象面積
407.09ha

沿革

道田林業が林地を所有している地域は、古くからの林業振興地で河内林業地と呼ばれている。道田林業は江戸時代より木材生産・施業を行ってきたが、第二次世界大戦当時山林が焼き払われ、現当主が林業を再開し家族で山林管理にあたっている。従事者は家族4人と従業員10名。大阪府内を中心に奈良県、和歌山県に山林を保有している。

森林・管理等の概要

現施業方法はスギとヒノキを混交密植(10,000本/ha)して間伐材生産を経営の中心とした伝統的な「河内林業」を実践し良質な「おおさか河内材」を生産している。スギは早期に間伐・択伐して柱材とし、ヒノキは密度管理により4寸角2面もしくは6寸角4方の無節材を出材している。

また、奈良県銘木協同組合正会員として磨き丸太の生産、天然絞丸太材の植林なども手がけている。

森林ボランティアとの交流が深く、NPO法人日本森林ボランティア協会とは施業実施協定を締結し、平成18年度からはボランティアと協同しての除間伐作業や、アカマツ林を植栽し松茸山を目指した山林管理も実施している。

山林の経営と共に特別養護老人ホームの経営に着手。施設裏山の山林に入居者が楽しめる散策路とサクラ(カスミザクラ)の植栽・整備を行っており、地域に貢献している。

CO2吸収量クレジットの算定量

森林構成

生物多様性の評価

概要説明

所有林のうち広葉樹等の天然林は10%以下であるが、人工林内には低木層の植被率が高く、また谷部には渓畔林が形成されている。高齢木は樹形が美しく林床植生も豊かで景観的・生態的に多様性が認められ、高齢級の森林が周辺の広葉樹林と交じりあって分布し、多様な景観を保持している。人工林内の渓流沿いに高木・亜高木層の渓畔林は認められないが、シダ類、湿性植物のほか低木類が密生しており、今後のバッファーゾーンの形成が期待される。

写真・地図

林床植生の豊かなヒノキ林
林床植生の豊かなヒノキ林
渓畔植生は豊かで土砂の流出は見られない
渓畔植生は豊かで土砂の流出は見られない
高密度植栽の天然絞り北山スギ
高密度植栽の天然絞り北山スギ
間伐直後の林分では、亜高木層の形成はないが、光量の増加に伴い下層は繁茂する。
間伐直後の林分では、亜高木層の形成はないが、光量の増加に伴い下層は繁茂する。
林道はよく管理されており、土壌流亡等はみられない。
林道はよく管理されており、土壌流亡等はみられない。
サクラの森として整備された林や、尾根に残された広葉樹林。
サクラの森として整備された林や、尾根に残された広葉樹林。
多様な景観を形成している。
多様な景観を形成している。
収穫された材の断面。年輪が細かくそろっている。
収穫された材の断面。年輪が細かくそろっている。
林縁の葉量が多く広葉樹も見られる
林縁の葉量が多く広葉樹も見られる
イノシシの掘り跡を多数確認
イノシシの掘り跡を多数確認
洞のある立木は保存し、鳥類が営巣できる。
洞のある立木は保存し、鳥類が営巣できる。
クマタカの巣も確認されている。
クマタカの巣も確認されている。

森林位置図

認定期間

2015.04.01 ~ 2020.3.31

フォレストック認定取得関連資料

2015/1/30
釜石地方森林組合 森林CO2 吸収・生物多様性調査報告書
2015/3/10
「森林のCO2吸収量と生物多様性レベルの認定」にかかる調査報告書の算定・評価結果に関する審査報告書
2016/3/9
定時モニタリング報告書
2017/3/18
定時モニタリング報告書

認定取得者の公開情報

河内林業地について(大阪府HPより抜粋)