道田山林
~ 絶滅危惧種クマタカを育む国定公園と林業の調和 ~

森林の概要

森林所在地:
大阪府南河内郡千早赤阪村
森林所有者:
道田憲逸氏
認定対象面積:
433.30ha

森林の概要

道田林業が林地を所有している地域は、古くからの林業振興地で河内林業地と呼ばれています。道田林業は江戸時代より木材生産・施業を行ってきておりますが、第二次世界大戦当時山林が焼き払われ、現当主が林業を再開し山林管理を行っております。

現施業方法はスギとヒノキを混交密植(10,000本/ha)して間伐材生産を経営の中心とした伝統的な「河内林業」を実践し良質な「おおさか河内材」を生産しています。 スギは早期に間伐・択伐して柱材とし、ヒノキは密度管理により4寸角2面もしくは6寸角4方の無節材を出材しています。

奈良県銘木協同組合正会員として磨き丸太の生産、天然絞丸太材の植林なども手がけています。

森林ボランティアとの交流が深く、NPO法人日本森林ボランティア協会とは施業実施協定を締結し、平成18年度からはボランティアと協同しての除間伐作業や、アカマツ林を植栽し松茸山を目指した山林管理も実施しています。

山林の経営と共に特別養護老人ホームの経営に着手。施設裏山の山林に入居者が楽しめる散策路とサクラ(カスミザクラ)の植栽・整備を行っており、地域に貢献しています。

道田林業の人工林の割合が約90%と全山林のほとんどを占めています。齢級別面積構成からは人工林は14~17齢級が最も多く、人工林面積の47%を占めています。人工林1~3齢級が少なく、14~17齢級が多いと偏りがあるものの、幼齢林から高齢林まで森林が配置されています。

CO2吸収量クレジットの算定量/確定量

 1,793t-CO2(3年度 算定)
 1,793t-CO2(2年度 確定)
 1,598t-CO2(初年度 確定)

概要説明

森林吸収源の評価において、人工林は、392haであり、天然林は41haである。材積成長量は、「森林家必携 1974年版 林野弘済会」の、それぞれ紀州地方スギ林(地位中)、紀州地方ヒノキ林(地位中)のhaあたり材積から5年間の定期平均成長量を計算し、それに面積をかけ算出した。天然林広葉樹は、内地一般雑木林平均収穫表から同様に算出した。拡大係数はの広葉樹はすべてクリの拡大係数を用いた。

生物多様性の評価

概要説明

人工林内には低木層の植被率が高く、また谷部には渓畔林が形成されている。高齢木は樹形が美しく林床植生も豊かで景観的・生態的に多様性が認められる。渓流沿いに高木・亜高木層の渓畔林は認められないが、シダ類、湿性植物のほか低木類が密生している。渓岸の浸食は認められない。

写真・地図

写真


  • 高密度天然絞り北山スギ

  • 収穫材は年輪がそろっている

  • イノシシの掘り跡を確認

  • 林道はきれいに整備されている

森林位置図

認定期間

 2010.04.01 ~ 2015.3.31

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