【森からの便り】2014年 冬・春

 かぶとむしを育てる森

ちびっこ木造ふれあい施設
熊野市紀和町の湯ノ口温泉近くの市有林では、クヌギ林を整備しています。

丸山千枚田での虫送り行事
以前よりキノコ栽培の原木用として間伐材を販売し、地元で好評を得ていました。

かぶとむし1 かぶとむし2
また、最近ではそのクヌギ林でカブトムシの産卵、孵化が多くみられるため、「かぶとむしを育てる森」として市で手入れを行っています。 こちらは副産物として、ホテル瀞流荘や湯ノ口温泉などで販売をしています。
今後についても、熊野市産の天然ものとして活用を検討していきます。


 紀和の火祭り

紀和火祭り1
紀和の火祭りは、元々山から木を筏で流す筏師(いかだし)たちが始めたと言い伝えられています。
遠い昔から熊野川水系で行われてきたといわれる「柱まつり」を含め、北山砲の再現や花火大会などを「紀和の火祭り」として毎年8月に開催されます。

紀和火祭り2
祭りのメインである「柱祭り」は、地域の基幹産業であった林業に携わる筏師の安全祈願のために行われていたと言われています。
内容は紐で括った松明に火を灯し、焼きつかないように回転させながら高さ20m程度に吊られた竹籠めがけて投げ入れるという勇壮な行事です。


紀和火祭り3



その他、幕末を由来とする「北山砲」や、山々に響き渡る花火の打ち上げも行われています。
毎年約3000人の観客が集まる地域で有名なイベントです。

紀和火祭り4 紀和火祭り5



 世界遺産熊野古道を守る森

熊野古道1
熊野市では世界遺産「熊野古道」を全面にアピールしており、市有林の一部にも熊野古道が通っているため、景観に配慮した森林整備を進めています。

熊野古道2
今後も世界遺産の価値を損なわぬよう、適切な森林整備を通して熊野古道の景観を維持していきます。


また、熊野古道のひとつ「通り峠」からは未来遺産の「丸山千枚田」が一望でき、多くの古道客が訪れています。
この丸山千枚田を守るということも考えながら整備を続けています。


 熊野古道トレイルランニングレース

スタート地点
平成25年12月1日に初開催された「熊野古道トレイルランニングレース」

トレランコース
トレイルランニングとは、舗装していないところを走るもので、市有林を含め、約30㎞のコースで行われました。

ランナー
全国より約700名のランナーが参加し、市有林の中を駆け抜けました。

鉄塔からの登り道
このイベントは、地元の人たちが市有林や地域の森林に関心を持つきっかけになりました。


今後も地域内外の多くの人たちに、市有林の素晴らしさを知ってもらうため、活用機会を作っていきます。


 利用間伐

利用間伐1
3年前から取組んでいる利用間伐。
本年度も実施するため、ただ今調査中です。

利用間伐2
この市有林については、作業道を整備し、「今言われている山の整備」を実践中です。


 新たな取り組み

中山1
平成23年度より、新たな取り組みとして、市有林に「山桜」を植栽しています。



以前、分収林として貸していた山林が返還された場所において、杉、桧以外で木材としての出荷を目標にして整備を行っています。



 田舎暮らし体験

田舎暮らし体験1
雄大な自然と悠久の歴史にあふれる熊野市。そんな世界遺産熊野古道を守る森での田舎暮らし体験を企画。

田舎暮らし体験2
安全でカッコイイ木登り「ツリークライム」や、熊野古道・千枚田ウォークを通して「山・林業」の視点から、“田舎の今”を知ってもらえます。


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