熊野市の森林
~ 世界遺産の町熊野・森を育て神話の森から未来につなぐ森 ~

森林の概要

森林所在地:
三重県熊野市
森林所有者:
熊野市
認定対象面積:
1,019.46ha

森林の概要

熊野市の概要

熊野市は面積37,363ha、人口19,007人(平成23 年12 月1 日現在)で紀伊半島の南東部に位置する。北部より西部にかけて奈良県、和歌山県と接し、東部は熊野灘で七里御浜や二木島湾などの風光明媚な海岸線が続く。
日本有数の多雨地帯、気候は温暖で豊富な水や緑あふれるなど豊かな自然に恵まれている。熊野市の気候や地質が杉(スギ)の育成に適していることから植林の歴史も長く、熊野市の木として杉(スギ)が指定され、身近な木として人々に親しまれいる。
熊野市の多くの地域は吉野熊野国立公園に指定され紀伊山地の霊場(吉野・大峰、熊野三山、高野山)への参詣道である「熊野古道」は平成16年に世界遺産(文化遺産)に登録されている。

熊野市の森林・林業概要

熊野市森林整備計画(平成15年から平成25年)によると市総面積37,363haのうち森林は面積32,710ha で全体の87%を占める。このうち民有林が29,588ha で、すべてが地域森林計画対象森林である。スギを主体とした人工林面積は23,018ha、人工林率は77.8%で、広葉樹天然林は6,570haで22.2%となっている。熊野地域は古くから林業が行われ温暖多雨な気候と良質な森林土壌に恵まれ旺盛な成長を誇る。
この地域の林業は特にスギの大径木生産を目標とする「熊野林業」として発展し古くから人工造林が行われてきた。県下有数のスギの産地として地域経済におけるその地位は高い状態で現在に至っている。昭和58 年には熊野原木市場ができ木材が熊野原木市場に集まるという流通図式となった。昨今の原木単価が低迷している状況下でも一定の取扱量を確保している。しかしながら輸入材の増加、木材価格の低迷等の理由から林業生産活動が停滞し伐採の手控えや放置林分の増加がみられる等森林の適正な維持管理が行われなくなっており、森林の公益的機能の低下が懸念されている。

CO2吸収量クレジットの算定量

 8,206t-CO2(3年度 算定)
 8,206t-CO2(2年度 確定)
 8,214t-CO2(初年度 確定)

概要説明

フォレストックの森林吸収量算定対象とする樹種は人工林で施業履歴が明瞭であり、適用可能な収穫予想表があるスギ及びヒノキ人工林を対象とする。なお、熊野市市有林は全体面積が2177.92haあり、このうち広葉樹の天然林が1109.47ha(全体の約51%)を占める。この森林は海岸の広葉樹林から、山稜の崖地の天然林まであり、原生状態が保たれているシイ・カシ等の照葉樹林もあり、学術的にも貴重な多様な樹種が含まれる天然林であるが、適用される収穫表(成長量テーブル)がなく、森林吸収量としての算定が困難であるために、森林吸収量の評価対象とはしない。

生物多様性の評価

概要説明

熊野市有林は市全域に位置し熊野灘に面した地域は吉野熊野国立公園の特別地域に指定される等重要な景観を構成する森林であり、日本の滝100選「布引の滝」の上流域でもある市有林はその景観に配慮された施業が行われている。また世界遺産「熊野古道」が周辺を通り景観については条例などにより保全されている。水源かん養保安林に指定される森林も多く水土保全林としての森林施業が行われている。
高温多湿な環境条件に恵まれ、シイ・カシ・タブ林などの常緑照葉樹林と、シダ植物やツル植物等の種類が多いことが特徴である。人工林と広葉樹がバランスよく配置され、すぐれた景観を形成している。熊野市有林が含まれる地域は環境が多様で生息する野鳥も山野の鳥から水辺、海辺の鳥まで種類も数も多い。

写真・地図

写真


  • 熊野市紀和の日本一の規模を誇る丸山千枚田

  • きらずの森

  • 熊野古道 通り峠の熊野市有林

  • 熊野市飛鳥町大又の山中にある文政スギ

  • 七里御浜

  • 熊野古道風伝峠付近のヒノキ林

  • 世界遺産熊野古道通峠展望台から丸山千枚田

  • 市有林の鬼ヶ城で高校生による桜の植栽

  • ヒノキ林(44年生)の土壌断面

  • 切り株上に散らばっていた、アオゲラの羽

  • 熊野市楯ケ崎の阿古師神社一帯の市有林

  • 日本の滝100選に選ばれる銘滝布引の滝

森林位置図

認定期間

 2012.05.25 ~ 2017.5.24
 2015.5.24 認定取消

認定取得者の公開情報

熊野市ホームページ



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