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【森からの便り】2011年 夏・秋
森林体験
例年ならば、3月下旬から毎週のように実施される大黒柱ツアー(弊社住宅部企画)ですが 東日本大震災により、東北新幹線が被災し、不通となり5月に入ってようやく再開することが出来ました。
画像で木の前に立つお二方は施主様、写真を撮っているのはツアー随行の営業担当者。1回1組のパーソナルツアーです。
小さな山里七ヶ宿の中学生は数少ない事業所の中から、職場体験の受け入れ先を
選択しなければなりません。都市部の子供たちには、全く考えられない林業会社も体験先となります。
この日は、キノコの榾木を本伏せする作業に2世代離れたOB臨時員達と従事しました。 お昼休みは、お爺さん達が語る「爆笑!山の昔話」を聞いて楽しく過ごしました。
初夏の作業
春の訪れが遅い東北の山間高冷地にある七ヶ宿では、4月~6月初旬がキノコの植菌最盛期です。
とは言え、作業はやや遅れ気味なので、一心不乱に原木(スギ林から除伐した広葉樹)に種駒を打ち込みます。
東北地方では、頑健な高齢者を「昔のハガネ(鋼)」と形容します。おそらく、最近のナマクラ刃物と違い、良く鍛えられている事を表しているのだと思います。
炭焼きに従事している2人は、OBで御年78歳、社有林内に炭窯を構えていますが、社業ではなく自営です。
若い頃から、通い慣れた大深沢が大好きで、半世紀以上通勤しています。
生産再開
東日本大震災で、私達の生産する丸太の大口出荷先が被災し、6月から丸太生産を抑制していましたが、出荷先の復旧が成されたことにより、本格的に丸太の生産を再開しました。 画像は、伐採された木をプロセッサーで玉切り・枝払いをしているところです。
型は古いですが、当所の主力機械です。
東北地方は、雪による自然落枝を見込んでいたので、戦前まで造林木を枝打する慣習が無かったとのことです。
しかしながら、雪で確実に枝が落ちるわけでは無く、枯れ枝を燃料にする為に人為的に枝は落とされていたのです。
近年では、そうした事が行われないので、林業作業として枝打をする必要性があります。
20年後には、誰かの家の大黒柱になるかもしれません。
秋の訪れ
七ヶ宿社有林で最も出くわす機会の多い野生動物ニホンカモシカです。自分が狩猟の対象にならない事を知っているかのごとく、私たちの前に現れます。
このスギは、幹が空洞になっていたようで、ニホンミツバチが営巣していましたが、
クマがそのことに気が付き、3週間ほど掛けてハチミツを強奪した跡です。
七ヶ宿林業所では、森林空間利用の一環として、50年前からキノコ栽培に取り組んでいます。
今年は長引いた残暑の影響で、発生が大幅に遅れ10月になってからの収穫開始です。
この季節、事務所に掛かってくる電話の殆どは、本業(造林・丸太生産販売)を差し置き、ナメコの注文ばかりです。
現在作業中の現場(標高900m付近)近くのブナを主体とした自然林(二次林)が夕日を浴びて、赤く染まっている状態です。
今年は残暑の影響で、枯れ落ちる葉が多く、紅葉は今一つなのですが、ここから見る紅葉は見事です。
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